若手懇談会若手懇談会 第52回例会始末記


第52回若手懇談会は以下の内容で行われました。

日時:1999年5月21日(月)

場所:(社)ニューガラスフォーラム 9階会議室


講演:
  1.「泡の清澄シミュレーションについて」 日本電気硝子株式会社 特別嘱託 川地 伸治 先生
  2.「ガラスビンの成形シミュレーションについて」 東洋ガラス株式会社 R&D コンピュータ解析グループ 斎藤 伸二 先生

 川地先生の講演  齋藤先生の講演  懇親会風景

参加者:45名

内容:
 今回の若手懇談会では「シミュレーション」をキーワードに上記2件の講演を行いました。
 まず川地先生から泡の清澄シミューレーションに関してご講演頂きました。溶融ガラス中の泡の発生から、それが消失するまでのシミュレーション結果等をグラフィックスを用いてご説明頂き、非常にわかりやすい講演でした。また、ニューガラスフォーラムが国に提案している「ガラス製造システム革新プロジェクト」の提案に関してもご説明頂き充実したご講演となりました。
 引き続いて斎藤先生の方からガラスビンの成形シミュレーションに関してご講演頂きました。超軽量ガラスビンでは、ビンの強度が限界に近いため、適正な肉厚分布を得るためのパリソン形状や成形条件を高精度に予測するシミュレーションが必要です。ガラスの温度計算、パリソン・ブロー計算を駆使して実際のガラスビンの肉厚分布が精度良く予測される例を示して頂きました。
 今回は参加者が45名と過去最高であり、講演会後の懇親会にも多数の方に出席していただき、本当に充実した懇談会となりました。今後も、大勢の皆様に関心を持っていただける講演会を企画していきたいと思っております。


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