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Asahi Glass Co., Ltd Nippon Sheet Glass HOYA Glass Nippon Electric Glass Central Glass

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最新号目次


Serial No.123 cover photo NEW GLASS
Vol.33 No.1 2018
(Serial No.123)
表 紙:体内の病変部の早期診断・早期治療をサポートする内視鏡は,HOYA の光学設計技術,精密加工技術,エンジニアリング技術の集大成と言える。[写真提供:HOYA 株式会社]


巻頭言

点と点を線で結ぶこと ------- p.1 [試し読み]

いきなり個人的な思い出で申し訳ありませんが,私が四歳の頃のことです。近所の山にロープウェイで登ったとき,山の尾根を歩いても家へ帰れるが,今日は夕方だから無理だと父が言いました。それに対して,山を歩いて帰るか,そうでなければアイスクリームを買ってくれと私が強く主張すると(泣いて駄々をこねると),帰り方とアイスクリームは関係が無いと父に言われました。

滋賀県立大学 松岡 純


特集「非晶質材料の構造科学における新展開」

1)ガラス蜑t体蜒Aモルファス材料の回折パターンの理解 ------- p.3 [試し読み]

ガラス蜑t体蜒Aモルファスといったいわゆる非晶質材料は結晶のような長周期構造を有さないことから,その回折パターンはブロードなハローパターンを示し,結晶の空間群や格子定数のような記述子が存在しない。したがって,その回折パターンから原子の位置を一意的に決定することができず,規格化されたパターンをフーリエ変換することより得られる実空間関数から二体相関として,原子間距離,配位数といった平均化された情報を抽出することが唯一行えることである。

物質・材料研究機構(NIMS) 小原 真司 他6名

2)オングストロームビーム電子回折法による不均一非晶質SiOの構造解析 ------- p.8 [試し読み]

非晶質構造には周期性が無いことから,X 線回折などの散乱曲線にはブロードなピークのみが観測され,結晶構造における明瞭なブラッグピークが多く観測される状況とは大きく異なっている。このため,非晶質物質の構造解析は一般的に結晶物質と比べて非常に困難である。非晶質の主な解析手法としては,

東北大学 平田 秋彦

3)ガラス形成液体のフラジリティ:分子シミュレーションによるモデリング ------- p.11 [試し読み]

ガラス形成液体は,融点以下の過冷却状態でも結晶とはならず,分子スケールの運動よりはるかに遅いダイナミクスを示す。言い換えれば,非常に幅広い温度領域で液体的から固体的な振る舞いまで粘性係数が連続的に変化する。さらに冷却すれば最終的にガラス転移を起こす。ガラス転移とは乱れた分子配置構造をそのまま凍結し固体化することであり,

大阪大学 金 鋼

4)ガラス形成液体におけるシアシニング現象のメカニズム ------- p.15 [試し読み]

シアシニングはソフトマター系において普遍的に発現する非ニュートン的レオロジー現象である:閾値γc以下の剪断率γおいては,流動効果に比べ,平衡緩和のメカニズムが優勢であり,観測される粘性係数η は平衡状態の粘性係数(ηeq)と同値である。すなわち,観測される粘性係数は剪断率に依存せず,線形(ニュートン的)応答が実現される。

東京大学 古川 亮

5)ガラスの熱物性・振動特性:最近の理論研究から ------- p.19 [試し読み]

我々の身の回りには、二つの種類の固体が存在する。結晶とガラスである。結晶は、分子が規則正しく周期的に配列した固体である。一方でガラスは、分子が不規則に非周期的に配列した固体であり、その不規則性を強調して非晶質物質あるいはアモルファス物質とも言及される。結晶の物性理論は19世紀末期から急速に発展していき、それは統計力学と量子力学が融合を遂げた輝かしい舞台でもあった。

東京大学 水野 英如 他1名


研究最先端

ガラスの基本単位であるオルトケイ酸の構造を世界初解明 ------- p.25 [試し読み]

ガラスに代表される無機ケイ素化合物(シリカ、ゼオライトなど)だけでなく、有機ケイ素化合物(シリコーンなど)の基本単位であるオルトケイ酸(Si(OH)4)は、テトラアルコキシシラン(Si(OH)4)や四塩化ケイ素(SiCl4)を水と反応させる加水分解の際に短時間だけ発生し、次の反応を起こす「真の前駆体」である。

産業技術総合研究所 五十嵐 正安 他1名


いまさら聞けないガラス講座

超音波洗浄のメカニズムと環境条件 ------- p.31 [試し読み]

超音波洗浄は、複雑な形状をした被洗浄物に対しても柔軟に対応出来るというメリットがある。しかしながら、実際に超音波洗浄を利用すると、思ったほど洗浄力が発揮されない場合や、洗浄力が安定しないという場面に遭遇する場面が少なくない。本稿では超音波洗浄のメカニズムを説明するとともに、実際に超音波洗浄を利用する上で注意すべき点について述べたいと思う。

(株)カイジョー 長谷川 浩史


研究機関紹介

米国アルフレッド大学滞在記 ------- p.35 [試し読み]

筆者は,2017年7月22日から9月25日までの間,米国ニューヨーク州アルフレッド大学のAlastair N. Cormack 教授(専門はガラスの分子動力学計算)の研究室に客員研究員として滞在した。それまでに留学経験はなかった筆者だが,京都大学大学院工学研究科材料化学専攻の助教に着任してから4年目の今年,約2か月という短い期間ではあるが,長期出張の貴重な機会をいただいた。

京都大学 清水 雅弘


ニューガラス関連学会

1)第58 回ガラスおよびフォトニクス材料討論会参加報告 ------- p.38 [試し読み]

2017年11月2、3日の2日間、名古屋国際会議場にて第58回ガラスおよびフォトニクス材料討論会が開催された。大石先生(豊田工業大学)を中心とした実行委員会による円滑な運営のもと、多数の研究発表と活発な議論が行われた。学会全体の参加者は200名以上であり、特に一日目午後のポスターセッションは大変盛況で会場は熱気に包まれていた。

旭硝子(株) 安間 伸一

2)GIC第13回ガラス技術シンポジウム参加報告 ------- p.41 [試し読み]

ガラス技術の交流が,特に学界と産業界の間で不足しているとの反省から,産学交流活性化の対策として14年前から,日本セラミックス協会ガラス部会主催の「ガラスおよびフォトニックス材料討論会」(ガラ討)に共催プログラムとして「ガラス技術シンポジウム」を開催することになりました。また,ポスターセッションではガラ討と合同でポスターセッション,研究室紹介,その後の懇親会を行っています。

(一社)ニューガラスフォーラム 事務局

3)2017 ICG Annual Meeting 参加報告 ------- p.43 [試し読み]

2017年のICG Annual Meeting はトルコのイスタンブールで開催された。会期は2017年10月22日から25日までの4日間,会場はイスタンブール中心街からバスで30分ほどのHALIC CONGRESS CENTER であった。やや中心街から離れており,まわりに何もないところであったため,日中はずっと会場に缶詰状態であった。

弘前大学 増野 敦信

4)12th International Symposium on Crystallization in Glasses and Liquids (Crystallization 2017)参加報告 ------- p.46 [試し読み]

2017年9月10日から13日の日程で開催された12th International Symposium in Glasses and Liquids(Crystallization 2017)に参加した。この会議はICG の結晶化および結晶化ガラスに関するテクニカルコミッティ(TC7)が2,3年ごとに開催している。前回は2015年に長岡で開催されたが、今回はスペインのSegovia で開催された。

長岡技術科学大学 本間 剛


新製品・新技術紹介

消臭ガラス ------- p.48 [試し読み]

抗菌ガラスの使用目的は,抗菌に留まらず,副次的に得られる防臭(菌が発生させるニオイを抑制する)を目的とするユーザーも少なくない。しかし,抗菌ガラスでは防臭は可能なものの,既に発生してしまったニオイに対しては効果を示さないという課題が存在する。このたび,ニオイを直接的に減少させる「消臭」のニーズに応えるべく消臭ガラスを開発したため,紹介する。

石塚硝子(株) 石川 綾子


関連団体

2018年「ガラス産業連合会新年会」報告 ------- p.51 [試し読み]

東京では前日午後から4年ぶりとなる大雪に見舞われ,その雪がまだ残る厳しい寒さの中,2018年1月23日(火)に,恒例の「ガラス産業連合会(GIC)新年会」が,東京都千代田区の如水会館にて開催されました。ガラス産業連合会は2000年3月に設立され,この新年会は翌々年の2002年から続いており,今年で第17回目となりました。

(一社)ニューガラスフォーラム 事務局


コラム

ガラス繊維の話 ------- p.55 [試し読み]

私がガラス繊維と出会ったのは、1980年に縁があってガラス繊維メーカーに就職した時である。当時は、第二次石油危機の頃で79年秋の就職活動はまだまだ厳しい状況であった。文系出身の私は、漠然と金融系ではなくメーカーへの就職を希望し、食品・化学・建設メーカーなどの就職活動を行なっていた。その時、大学の就職ガイダンスでガラス繊維を扱う将来有望なメーカーがあるとの話を聞き、

硝子繊維協会 津田 通利



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