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最新号目次


Serial No.121 cover photo NEW GLASS
Vol.32 No.2 2017
(Serial No.121)
ガラスの中のランダムパッキング状態。鋼と同等のヤング率を示すAl2O3―Ta2O5 ガラスの中のTa のパッキング状態を原子分解能走査透過型電子顕微鏡により観察した。図の輝点が重元素のTa に対応している。ガラスは弘前大学増野敦信准教授,東京大学井上博之教授らにより無容器浮遊法を用いて作成された。[写真提供:東京大学生産技術研究所 溝口照康]


巻頭言

シリカと私 ------- p.1 [試し読み]

昨年6月の理事会ならびに総会において,当ニューガラスフォーラム(NGF)の理事を仰せつかることになった。微力ながら,皆様のご助言,ご協力をあおぎ,NGF の発展に貢献できるよう邁進してゆく所存である。私が大学でガラスについて学び,東芝セラミックス株式会社(現クアーズテック株式会社)に入社したのは

クアーズテック(株) 白石 耕一


特集「放射性廃棄物固化ガラス」

1)我が国における放射性廃棄物ガラス固化の状況 ------- p.4 [試し読み]

我が国では使用済燃料の再処理に伴い発生する高レベル放射性廃液(以下;高レベル廃液)の閉じ込め・安定化技術としてガラス固化が導入されている。また,最近では,原子力関連施設(原子力発電所,再処理施設等)から発生する低レベル放射性廃棄物(以下,低レベル廃棄物)の減容・安定化技術としての開発も進められている。本報告では,放射性廃棄物の安定化技術としてのガラス固化の導入実績,開発状況について紹介する。

(株)IHI 福井 寿樹

2)固化ガラスの基礎および応用研究の現状と将来 ------- p.8 [試し読み]

放射性廃棄物をどのように処分するのか。日本において1960年代から商用原子力発電所が動作し始めて50年余りが経過している。その間,発生する使用済み燃料をどのように取り扱うか。さまざまな経緯の中で日本は使用済み核燃料を「再処理」する核燃料サイクルを選択し,そのプロセスの中で発生する放射性廃棄物の処分を年頭に研究開発が行われてきた。プルサーマルはその中核となる主要な要素であり,今後の取り扱いについて注目が集まっている。「直接処分」と並ぶ「放射性廃棄物のガラスへの閉じ込め(ガラス固化)」について

東京工業大学 矢野 哲司

3)低レベル放射性廃棄物に対する溶融ガラス化の開発 ------- p.14 [試し読み]

低レベル廃棄物の処理方法としては,国内では,焼却,圧縮,セメント固化等が一般的であり,ガラス固化は導入されていない。今後,原子力発電所や再処理施設等の運転,解体等に伴い,比較的放射能レベルの高い低レベル放射性廃棄物(以下,低レベル廃棄物)が発生する見込みであり,その処理技術が必要である。そこで,低レベル廃棄物に対して,以下の技術開発を実施している。

(株)IHI 鬼木 俊郎

4)六ヶ所再処理工場の新型炉開発 ------- p.18 [試し読み]

六ヶ所再処理工場におけるガラス固化施設は2007年から実際の使用済燃料を再処理して発生した高放射性廃液を用いたアクティブ試験を実施したが,白金族元素の沈降・堆積による流下不良等の技術的課題により一時中断した。その後のフルスケール・モックアップ試験成果により設備や運転管理方法の改善行い,2012年5月からアクティブ試験を再開した結果,安定した運転を可能にした。一方,将来的な溶融炉の

日本原燃(株) 兼平 憲男

5)放射性廃棄物固化用鉄リン酸塩系ガラスの組成最適化 ------- p.23 [試し読み]

高レベル放射性廃棄物(HLW)はガラス固化法によって安定化処理され地層処分される計画にある。用いられるガラス系はホウケイ酸塩ガラスが一般的ではあるが,特殊なHLW の処分のために,高濃度にHLW を含有した上でガラス化が可能であり,ホウケイ酸塩ガラスと比べて耐水性に優れる,鉄リン酸塩系ガラスが注目されている。

愛媛大学 武部 博倫 他2名

6)革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)「核変換による高レベル放射性廃棄物の大幅な低減・資源化」の紹介 ------- p.28 [試し読み]

革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)は,産業や社会に大きな変革をもたらす革新的な科学技術イノベーションの創出を目指し,挑戦的な研究開発を推進することを目的として創設されたプログラムで,多岐にわたる内容の16のプログラムが進んでいる。ここで紹介する「核変換による高レベル放射性廃棄物の大幅な低減・資源化」もその一つであり,2014年から科学技術振興機構の藤田玲子氏をプログラムマネージャーにスタートしている。

東京大学 井上 博之


研究最先端

テラヘルツ分光で視るガラスのボソンピーク ------- p.31 [試し読み]

ボソンピーク(BP)とは,ガラス形成物質においてTHz 帯に普遍的に現われる励起とされ,ガラスの未解決問題の一つとして古くより実験,理論の両面で研究がなされてきた。BPは,振動状態密度g(v)を周波数vで2度除した,g(v)/v2 のスペクトルに過剰な状態として現われることが知られており,これは,3次元デバイモデルからの逸脱を意味している。

筑波大学 森 龍也 他2名


ニューガラス関連学会

1)The 27th Meeting on Glasses for Photonics 参加報告 ------- p.36 [試し読み]

平成29年2月3日(金),東京工業大学大岡山キャンパスにて,日本セラミックス協会ガラス部会フォトニクス分科会の主催でThe 27th Meeting on Glasses for Photonics が開催された。比較的少人数の研究会であったものの,サイアロン蛍光体,ガラス微小球レーザー,化学強化ガラス,第一原理計算による新物質探索など,ガラスとフォトニクスを取り巻く多彩な分野の講演(招待講演2件を含む9件)がおこなわれ,活発な議論が交わされた。

東北大学 寺門 信明

2)2016年度ガラス表面・分析研究討論会参加報告 ------- p.38 [試し読み]

日本セラミックス協会ガラス部会表面・分析分科会主催の2016年度ガラス表面・分析研究討論会が2017年2月15日に日本セラミックス協会会議室にて開催された。近年,コーティングによりガラスの高機能化が進められているが,その研究開発を支える分析技術も重要となっている。今回の研究討論会では,最前線で活躍される4名の講師から2件のコーティングに関する研究開発と2件の分析技術に関する講演を聞かせて頂いた。

日本電気硝子(株) 豊福 直樹

3)日本セラミックス協会2017年年会参加報告 ------- p.40 [試し読み]

日本セラミックス協会2017年年会が平成29年3月17日(金)から19日(日)の日程で,日本大学駿河台キャンパス1号館にて開催された。初日の午前は9分野でサテライトプログラムが開催された。筆者はK 会場で行われた「第4回放射光・中性子によるセラミックス原子相関解析研究会」に参加し,「極限のシリカ」をテーマとした3名の先生方の講演を聴講した。

岡山大学 小林 彩華

4)溶融シミュレーション研究会活動報告 ------- p.43 [試し読み]

溶融シミュレーション研究会は、NEDO「革新的ガラス熔融プロセス技術開発」プロジェクトで得られた研究成果の一つであるガラス溶融シミュレーション技術を現在のガラス炉に活用するために開発されたソフトであるGICFLOWの教育目的として平成20年から研修会としてスタートした。平成27年度からは研修は修了したとして,溶融シミュレーション研究会と名称を変更した。そして,研究会に参加している複数の大学研究室や企業がGICFLOWを扱う上での疑問点や問題点の抽出とそれらをどのように解決するかについて,議論を行ってきた。この活動により,

興亜硝子(株) 金井 僚太朗


関連団体

2017年「第7回定時総会」報告 ------- p.45 [試し読み]

平成29年6月6日(火),日本ガラス工業センタービルの地階会議室において,第7回ニューガラスフォーラム定時総会が開催されました。定時総会では,平成28年度事業報告案ならびに収支実績案と平成29年度事業計画案ならびに収支予算案が全会一致で承認されました。今回は,役員の改選や交替は無く,引き続き,平成29年度も現体制で歩むことになります。

(一社)ニューガラスフォーラム 事務局


私の研究ヒストリー

異端もまたよし 4.アモルファスカルコゲナイドの欠陥と伝導性制御 ------- p.47 [試し読み]

アモルファスカルコゲナイド半導体(a-chal)という言葉を聞いたのは,1980年頃のことだっただろうか。電総研の並河洋さん(故人)が主催された講演会で,田中一宜さん(当時電総研)がa-chal の欠陥モデルについて解説された。これは,VAP(Valence Alternating Pair)と呼ばれる構造欠陥モデルで,a-chal 材料(S,Se,As2S3,As2Se3,GeS2等)の置換ドーピングによる伝導性制御の試みが悉く不成功に終わっていた事実を説明するものである。

東京工業大学名誉教授 川副 博司


コラム

比叡山延暦寺を訪れて(そして身延山久遠寺) ------- p.52 [試し読み]

何年か前までは,「60歳=還暦」は,漠然とまだまだ先のことであると思っていたと同時に,何か特別な響が私の中にあった。しかしながら,実際にその時期を迎えてみると,継続的に仕事をしていたこともあって,あっけなく過ぎてしまったような気がする。とはいえ,一つの節目の年齢を境にして,いくつか,自分自身の感性や感覚が変わってきたようには感じている。その一つが,「お寺」への関心が高まったこと,である。

(一社)ニューガラスフォーラム 小林 勝



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