ニューガラスとは低温焼成多層基板ガラス




携帯電話の普及に伴い、低温焼成多層基板が多用されるようになり、このための粉末ガラスの使用量が増えています。高周波帯域では、従来のアルミナ基板は電気的特性が低下し好ましくないからです。低温焼成多層基板は、結晶性粉末ガラスで作製した薄いシート上に銀や銅の電子回路を印刷形成し、これを何枚も重ね合わせた後、一度に約900℃で焼成します。このときにシートが一体化し、ウィレマイトやディオプサイドなどの高周波電気特性が良い結晶を析出し、回路基板を形成します。

ガラス磁気ディスク   ゼロ膨張結晶化ガラス