2023年度第3回 ニューガラスセミナー開催のお知らせ(2月19日)
終了しました。多数のご参加ありがとうございました。
「インフォマティクスを活用した材料開発の潮流」 ビッグデータやAI、機械学習などの情報科学(インフォマティックス)を用いて材料開発を行う取り組み、いわゆるマテリアルズ・インフォマティックスは、材料開発期間の大幅な短縮が期待されるため、様々な分野で急速に研究が進んでいます。今回のニューガラスセミナーでは「インフォマティクスを活用した材料開発の潮流」をテーマに、産・官・学から3名の先生方に実用事例を交えてご講演いただきます。多くの方のご参加をお待ちしております。 なお、本セミナーはオンラインと対面を併用したハイブリッド方式で行います。また講師の先生方との交流や参加者同士の交流を深めるために、講演終了後に技術交流会を行いますので、ぜひご参加ください。 1.日時:2024年2月19日(月) 講演:13:00~16:10 技術交流会:16:30~18:00(現地のみの開催です) ・立食形式で、アルコール/ソフトドリンクと軽食のご提供を予定しています。 ・講師の先生方はご都合により技術交流会にご参加いただけない場合がありま す。 2.場所:日本ガラス工業センター 地下会議室(東京都新宿区百人町3-21-16) (ZOOMとの併用) 3. プログラム 3-1. 事務連絡 13:00~13:05 3-2. 開会挨拶 13:05~13:10 松岡 純 ニューガラスセミナー主査(滋賀県立大学 教授) 3-3. 講演 講演1 13:10~14:05(講演45分、質疑応答10分) 「ロボット×AIによる実験自律化を通じた機能性薄膜材料探索」 清水 亮太 先生(東京大学大学院理学系研究科/化学専攻 准教授) 【要旨】 ロボット実験と人工知能(AI)による予測・意思決定を組み合わせた全自動・自 律的材料探索が勃興してきた。本講演では、無機機能性薄膜合成における自律実 験の事例を紹介する。実際に自律実験を進めた経験に基づき、運用におけるノウ ハウの共有と、新たに見えてきた期待と課題を整理する。最後に、化学・材料科 学における自律合成実験の世界の動向と事例を紹介し、今後の化学・材料科学の 発展について概観する。 講演2 14:05~15:00(講演45分、質疑応答10分) 「高エネルギーX線全散乱測定データと機械学習ポテンシャルを組み合わせた逆モ ンテカルロ法による非晶質構造解析」 山田 大貴 先生(高輝度光科学研究センター 回折・散乱推進室 研究員、 島根大学 客員助教) 【要旨】 非晶質分析の中でも特に放射光X線を用いた高エネルギーX線全散乱法 (HEXTS) による二体分布関数(PDF)解析及び、インフォマティクスの技術を援用した機械 学習を用いた非経験的な非晶質構造のモデリングに関する技術開発に近年注力して いる。本講演においてはSPring-8を使用したPDF解析の現状に関する説明をした後 に、全固体電池の電解質として注目を集めているセラミックス材料であるLi3PS4 型非晶質固体電解質を題材として、最新の研究成果を紹介する。 ------------ 休 憩 ( 10分 ) ------------- 講演3 15:10~16:05(講演45分、質疑応答10分) 「材料・製品開発におけるマテリアルズ・インフォマティクスの活用 - 組織での MI活用・定着のポイント、ガラス領域における活用例 -」 小林 知輝 先生(MI-6株式会社 事業開発部 リーダー) 【要旨】 最終製品のライフサイクル短期化に伴う短期間での材料開発の必要性や、日本に おける労働人口の減少の問題から、マテリアルズ・インフォマティクス活用による 材料・製品開発の効率性・生産性向上が期待されている。本講演では、マテリアル ズ・インフォマティクス専業のスタートアップとして国内トップクラスの実績を有 するMI-6から、ビジネス目線でのマテリアルズ・インフォマティクス活用につい て、ガラスに関する事例も交えながら紹介する。 3-4. 事務連絡 16:05~16:10 4.研究会参加費について <現地参加の場合> 会員企業の方 : 13,000円 非会員企業の方 : 25,000円 官学研究者の方 : 1,000円 <年間登録者無料> <オンライン参加の場合> 会員企業の方 : 10,000円 非会員企業の方 : 20,000円 官学研究者の方 : 1,000円 <年間登録者無料> 5. 参加申込み 次の1)~8)の事項を記入の上、2024年2月12日(月)までにセミナー研究会窓口 までe-mailにてお申込み下さい。追って請求書を送付いたします。 1) 氏名(フリガナ) 2) 所属(会社名・部署) 3) E-mailアドレス 4) 住所 5) TEL番号 6) 参加を希望するセミナー・研究会名 7) 希望する参加方式(現地参加またはWeb参加) 8) 現地参加の場合、技術交流会への出欠 6.その他 ・現地参加希望者の人数や感染症の蔓延状況によっては、オンラインのみの開催にな る場合があります。 ・会場の収容可能人数に制限がありますので、現地参加を希望されましてもオンライ ンでのご参加をお願いする場合があります。 7.問い合わせ先 一般社団法人ニューガラスフォーラム セミナー研究会窓口(yamamoto@ngf.or.jp) 担当:神吉(かんき) 〒169-0073 東京都新宿区百人町3-21-16 日本ガラス工業センター2F TEL:03-6279-2605 FAX:03-5389-5003