若手懇談会次回講演会のお知らせ
第149回若手懇談会開催のご案内

講演会を開催いたします。奮ってご参加下さい。



1.日時   2023年5月19日(金)
    12:45〜13:00  受付
    13:00〜13:05  会長挨拶・注意事項
    13:05〜14:25  講演@ 基礎
    14:25〜15:20  講演A 応用
    15:20〜15:30  休憩
    15:30〜16:25  講演B 応用
    16:25〜17:30  懇親会 ※飲食無し

2.開催方法   現地開催
* (一社)ニューガラスフォーラム B・C・D会議室
  東京都新宿区百人町三丁目21番16号
  日本ガラス工業センター 地下1階


3.講演内容

講演@ 基礎「XAFS を用いた非晶質物質中の元素局所構造解析」

産業技術総合研究所地質情報研究部門 副研究部門長
太田 充恒(オオタ アツユキ) 先生

【要旨】
 XAFS とは X 線吸収スペクトルに現れる微細な構造である。XAFS を解析することで、元素の価数や局所構造を知ることができる。この手法の特徴として、非破壊分析であり、元素選択性に優れ、結晶だけでなく非結晶物質(液体も含む)の構造情報を得ることができる点が挙げられる。今回は、前半にXAFS の概要について説明を行い、後半に XAFS を用いた水溶液および鉄・マンガン酸化物(非結晶物質)中の希土類元素の局所構造解析を行った結果について解説する。

講演A 応用「ガラスの構造解析ツールとしての XAFS」

産業技術総合研究所 材料・化学領域 研究企画室
ナノ材料研究部門 高機能ガラスグループ(兼務)
正井 博和(マサイ ヒロカズ) 先生

【要旨】
 最近、非晶質(ガラス)の構造を理解するため、複数の解析手法を駆使した解析が求められている。その中でも、量子ビームを用いた実験は、高エネルギーX 線・中性子回折のような回折・散乱や、X 線吸収微細構造(XAFS)のような吸収分光に代表されるように、非晶質材料の構造解析の重要な手段となっている。本講演では、これまでの研究とともに、XAFS でわかるガラスの構造と物性との関連性について解説する。

講演B 応用「蓄積リング放射光やX線自由電子レーザーを用いた新規分析技術」

北海道大学 電子科学研究所 教授
西野 吉則(ニシノ ヨシノリ) 先生

【要旨】
 独自構築した新規の放射光分析技術を 2 例紹介する。πXAFS(光子干渉 X 線吸収微細構造)は、吸収端を跨いだX線吸収スペクトル中の構造で、局所構造情報(原子間距離・配位数)が得られる。従来の EXAFS とは異なり、吸収端エネルギーに縛られない測定が行える。PCXSS(パルス状コヒーレント X 線溶液散乱)は、フェムト秒のX線自由電子レーザーを用いて、試料損傷が起こる前の一瞬の試料構造をナノイメージングできる。ガラス中に析出したナノ結晶など、ほとんど密度差のない構造も、高コントラストで可視化できる。

4.会費

4,000円/名 (NGF会員企業の方)
5,000円/名 (NGF会員外の企業の方)
1,500円/名 (官、学の研究者および学生の方)
*会費は2023年5月12日(金)までに下記振込先へお振込願います。なお、振込手数料は参加者負担にてお願い致します。なお、請求書、領収書が必要な方は事務局までご連絡願います。
振込先:一般社団法人ニューガラスフォーラム(短縮する場合は(シャ)ニューガラスフォーラム) 三菱UFJ銀行 本店 普通口座 7649655


5.出欠通知

・「第149回若手懇談会」参加申込書にご記入の上、2023年5月9日(火)までにメールにて事務局・齋藤宛にご通知下さい。参加者が多数の場合は調整致します。(定員になり次第締め切らせていただきます。定員30名)
・当懇談会の会員以外の方でもご参加いただけます。
・参加・入会を希望される場合、会員登録申込書に必要事項を記入し、お申し込みください
・各講師の先生に質問・リクエスト等ありましたら、参加申込書に必要事項を記入し、お申し込みください
・講演会終了後、今後の若手懇談会の参考にさせて頂くため、簡単なアンケートにご協力をお願いしております。参加申込書にメールアドレスの記載をお願い致します。



6.問い合わせ先

(一社)ニューガラスフォーラム http://www.newglass.jp/
東京都新宿区百人町三丁目21番16号
日本ガラス工業センター 2階
TEL:03-6279-2605 090-2216-9786(携帯)
FAX:03-5389-5003
事務局担当:齋藤 E-mail:saitou@ngf.or.jp



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