2022.3.25更新
本研究会は、ニューガラスを中心に「ガラス製品の開発支援技術の強化と普及」に向け、ガラスの商品化において求められる「各種評価技術について、企業(メーカーとユーザー)における現状と課題、それらに関連する大学および公的研究機関の研究、類似材料の評価例など」を話題として取り上げ、「評価技術の産学官による深化と共有化」を目指す場とします。対象とする技術は、ガラスとその表面に関する分析・解析技術、熱物性・機械物性・光物性等の測定技術とし、年間4回開催する予定です。そのうち2回はガラス科学技術研究会と合同での開催を予定しています。 |
主査 | 豊橋技術科学大学 | 総合教育院 教授 | 武藤 浩行 |
幹事 | AGC株式会社 | 材料融合研究所 無機材料部 | 土屋 博之 |
株式会社ニコン | 研究開発本部 材料・要素技術研究所 | 上田 基 | |
日本板硝子株式会社 | 研究開発部 | 内山 堅慈 |
「マテリアルインフォマティクスを活用した材料物性予測」 |
1. 日時:2022年3月18日(金)13:00~16:10 2. 場所:オンライン開催(ZOOM利用) 3. プログラム (1) 事務連絡 13:00~13:05 (2) 開会挨拶 13:05~13:10 梶原 浩一 ガラス科学技術研究会主査(東京都立大学 教授) 武藤 浩行 評価技術研究会主査(豊橋技術科学大学 教授) (3) 講演 講演① 13:10~14:05(講演45分、質疑応答10分) 「結晶質および非晶質材料のハイスループット合成・評価・解析の現状と問題点」 藤本 憲次郎 先生(東京理科大学 理工学部 先端化学科 准教授) 【要旨】
あらゆる視点でインフォマティクスを活用した材料探索予測に取り組むことができる状況になってきた。本講演では自身で多成分あるいは多水準のライブラリーをハイスループットで作製、評価そして解析してデータセットを構築し、それをインフォマティクスへ活用することを目指しているケースについて現状と問題点を紹介する。
講演② 14:05~15:00(講演45分、質疑応答10分) 「機械学習ポテンシャルによる不規則構造解析とスペクトルの高速自動解析」 安藤 康伸 先生(産業技術総合研究所 機能材料コンピュテーショナルデザイン研究センター 主任研究員) 【要旨】
これまでに講演者が推進してきたマテリアルズ・インフォマティクスに関する代表的な成果について解説する。機械学習ポテンシャルは従来の第一原理計算及び古典分子動力学ではアプローチが困難だった不規則構造に対する研究を推し進める強力なツールである。応用事例としてアモルファス中のイオン拡散や種々の物理量の高速計算について述べる。また、今後実験や計算のハイスループット化が進むにつれ「解析」のハイスループット化も避けられない。その1例としてスペクトルに関するハイスループット解析についても述べる。
--------- 休 憩 ( 10分 ) ---------- 講演③ 15:10~16:05(講演45分、質疑応答10分) 「SIP「統合型材料開発システムによるマテリアル革命」におけるデータ活用」 源 聡 先生(物質・材料研究機構 統合型材料開発・情報基盤部門 データ駆動構造材料グループ 主幹研究員) 【要旨】
航空機や構造物などで利用される構造材料の開発を行うために、マテリアルズインテグレーションと呼ばれる材料のPSPP(Process-Structure-Property-Performance)の連関に基づく計算技術の活用の動きがある。加えて近年ではデータ科学の進展により予測モデル構築ための手法が多く開発されている。ところが材料工学においては実験的な手間の問題から、データの規模を大きくすることが困難な場合があるため、可能な限り多くのデータを活用する手段が必要になる。今回は鋼のCCT(連続冷却)線の予測を検討した例について述べる。(統合型材料開発・情報基盤部門 エンジニア 藤原 康裕よりガラスの解析事例も紹介予定)
(4) 事務連絡 16:05~16:10 4. 参加費について 会員企業の方 : 10,000円 会員外企業の方 : 20,000円 官学の研究者 : 1,000円 <年間登録者無料> 5. 参加申込み 次の①~⑥の事項を記入の上、2022年3月11日(金)までに下記宛 e-mailにて お申込み下さい。なお、お申込み多数の場合には、調整させていただく場合がございます。 ①氏名(フリガナ) ②所属(会社名・部署) ③E-mailアドレス ④住所 ⑤TEL番号 ⑥参加を希望するセミナー・研究会名 【申込み先】 一般社団法人ニューガラスフォーラム セミナー研究会窓口(yamamoto@ngf.or.jp) 担当:小路谷 〒169-0073東京都新宿区百人町3-21-16日本ガラス工業センター2F TEL:03-6279-2605 FAX:03-5389-5003 |