(2022/8/10更新)
---2022年度も10月にニューガラス大学院(ガラス講習会)を開催いたします---
9/13現在、Web参加のみ受け付けております
基礎課程を10月13、14日 応用課程を10月27、28日に開催致します。
今年も、基礎課程では材料科学を、応用課程ではガラスの製造フローに沿って製造技術を取り上げます。
特別講座として「物質材料科学のための機械学習」を、応用講義に組み込みました。
下記詳細をご確認の上、受講を是非ご検討下さい。
*昨年度までの講義テキストに多少の在庫がありますので、有償で販売しています。
関心のある方は下記までお問合せ下さい。
tel.03-6279-2605 (NGF:種田) 或いはe-mail:taneda@ngf.or.jp まで。
2022年度 ニューガラス大学院
インターネットによるお申し込みはこちら から!(Web参加のみ)
発見が紀元前に遡るといわれるガラスは、現代でも身近な素材であるだけでなく、産業分野でも重要なキーマテリアルとして活用されており、またより高機能化を目指して日夜研究開発されている材料です。 「ニューガラス大学院」は、ガラスの研究開発・生産に携わる方々、ユーザー、大学院生など、ガラスに関わるすべての方々に、ガラスの基礎から物性や機能、実際の製造から応用までを体系的に学んで頂くための4日間の講座・講習会です。 ここ3-4年、大変多くの方々にご評価いただいた講義構成を今年も継続し、基礎課程は材料科学の基本に立ち返り、ガラスの諸物性から最新の構造解析まで実例を交えた分かり易い内容とし、応用課程はガラスの製造フローに沿っての各製造技術を取り上げました。本年も各分野の一流の先生方のご協力を得て、最近の技術トピックスも含め、全体で統一感のある充実した内容の講座として開講致します。本年も特別講座として「物質材料科学のための機械学習」をテーマに選び、応用講座に組み込みました。また6名の新しい講師をお招きし、新たな視点からの講義をご期待いただけます。 一作年はコロナ禍によりニューガラス大学院は中止となり、昨年はWeb方式により開催いたしましたが、本年は対面とWebのハイブリッド方式を採用して開催することにいたしました。お互いの顔を見ながらの熱のこもった講演と、Web方式の遠方より参加しやすいという利点を兼ねた方式となることを期待しております。 企業や研究室の皆様、本年も貴社・機関の研修、人材育成の一環として本講座をご活用頂きたく、関係の方々に参加をお勧め下さいますようお願い申し上げます。多くの皆様のご参加をお待ちしております。 ![]() 主 催 (一社)ニューガラスフォーラム 協 賛 日本化学会、 応用物理学会、 日本セラミックス協会、 ガラス産業連合会、国際ガラス年日本実行委員会 会 期 基礎課程: 2022年10月13日(木)-14日(金) 応用課程: 2022年10月27日(木)-28日(金) 会 場 ・会場が変更になっていますのでご注意ください AGCものづくり研修センター 4F会議室) + Web(Zoom)のハイブリッド 〒230-0044 横浜市鶴見区弁天町2番地 (JR鶴見線弁天橋駅より徒歩約1分) (地図を拡大して場所をご確認ください) 定 員 30名 (会場;先着順)+ 70名(Zoom) * 講師がWeb参加する場合もございます 申込み期限 2022年9月30日(金) (応用のみ受講の場合 10月14日(金)) 受講費 (会場参加とWeb参加の価格は同じです) *法人或いは受講者ご自身がいずれかの会員かどうかご確認下さい。
ニューガラス大学院委員会 委員長: 愛媛大学 教授 武部 博倫 委 員: 日本電気硝子(株)高木 雅隆、AGC(株)小池 章夫、 住友電気工業(株) 森田 圭省、HOYA(株)蜂谷 洋一 一般社団法人 ニューガラスフォーラム 〒169-0073 東京都新宿区百人町3-21-16 日本ガラス工業センター 2階 TEL:03-6279-2605 FAX:03-5389-5003 http://www.newglass.jp |
日 時 | 講義内容・講師 | ||
10 月 13 日 (木) |
9:30〜 | 受付開始 | |
10:00〜 | 開講挨拶 (一社)ニューガラスフォーラム | ||
10:10〜11:40 (90分) |
ガラスの基本的性質 ガラスに関する基本事項として、ガラス化条件、ガラス転移、主な酸化物ガラスの組成と構造を説明する。またガラスの今後の応用展開を見据えて、ガラスの性質と構造との関係についての考え方を紹介する。 愛媛大学大学院 理工学研究科 教授 武部 博倫 |
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12:40〜14:10 (90分) |
ガラスの機械的性質 ガラスの強度や破壊特性は、ガラス材料の信頼性に直接関係する重要な性質である。本講では、材料力学や破壊力学の基礎から始めて、機械的性質の評価方法やガラスに特徴的な破壊特性について解説する。 佐賀大学 芸術地域デザイン学部 教授 赤津 隆 |
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14:25〜15:55 (90分) |
ガラスの化学的耐久性 ガラスと水との反応メカニズム、ガラス組成と耐水性について実用ガラスの例も含めて概説する。 京都市産業技術研究所 産業支援グループ 高石 大吾 |
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16:10〜17:40 (90分) |
ガラスの構造解析 ガラスの構造を表現するための基本的事項、構造解析するための実験手法とシミュレーション技術について原理と理論に重きをおいて講義する。 千葉大学大学院 工学研究院 准教授 大窪 貴洋 |
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(事務局から連絡) | |||
10 月 14 日 (金) |
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9:20〜10:50 (90分) |
ガラスの熱物性と結晶化挙動 非晶質材料であるガラスはその不規則構造に起因する特有の熱的特性を示す。本講ではガラスの熱物性およびガラス転移温度以上の過冷却液体状態からの結晶化挙動について解説する。 東京理科大学 先進工学部 マテリアル創成工学科 教授 前田 敬 |
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11:05〜12:35 (90分) |
ガラスの電気的性質 一般的にガラスは電気絶縁体として知られているが、高い導電性を示すガラス材料も存在する。高いイオン伝導性を有するガラスおよびガラスセラミックスは、全固体電池用の固体電解質として利用されている。本講では、ガラス材料の電気的性質の基礎とその評価方法を概説し、導電率測定の演習を行う。 大阪公立大学 大学院工学研究科 准教授 作田 敦 |
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13:35〜15:05 (90分) |
ガラスの光学的性質 一般に、ガラスの光学的透明性は電気的導電性と対極の性質であるが、光に対する電子応答の観点から、ガラスにおける光の反射、屈折、光吸収、発光現象について平易に解説する。 愛媛大学大学院 理工学研究科 教授 斎藤 全 |
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15:20〜16:50 (90分) |
ガラスの組成ー物性相関 ガラスの物性は、組成とそれに基づく構造と密接な関係にある。本講では、実用ガラスを中心にガラスがどのような物性に基づきその用途に使われているか、その物性がガラスのどような構造により発現しているかなどについて概説する。 元日本板硝子(株)研究開発部 日本統括部 長嶋 廉仁 |
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(事務局から連絡) |
日 時 | 講義内容・講師 | ||
10 月 27 日 (木) |
9:00〜 | 受付開始 | |
9:20〜10:40 (80分) |
溶融法によるガラスの製造技術 原料を高温で溶解してガラスを得プロセスにおいて、工業的な観点から重要な現象や因子、留意点などを、主として板ガラスの製造工程に沿って概説する。 日本板硝子(株)研究開発部 ガラス技術領域 領域長 新居田 治樹 |
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10:55〜12:15 (80分) |
ガラスの欠点解析 結晶質・ガラス質欠点に対して有効な低減対策を取るためには、発生起源と生成機構を推定することが重要である。そのために行っている分析・実験・調査について概説する。 AGC(株)先端基盤研究所 共通基盤技術部 評価科学チームリーダー 黒田 隆之助 |
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13:15〜14:15 (60分) |
ガラス基板の切断技術 ガラス基板の切断は、高速かつ乾式での加工が求められているため、「スクライブ+ブレイク」技術が主流である。最近では特に切断後のガラスエッジの品質向上や薄板ガラスの切断など高難度の要求が高まっている。本講では、ガラス基板のさまざまな切断技術とその特徴について説明する 三星ダイヤモンド工業(株) 開発統括部 部長 川畑 孝志 |
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14:30〜15:50 (80分) |
ガラスの研磨加工 ガラス材料を用いた光学向け基盤やハードディスク等の製品においては、ナノメートルオーダーの形状精度と表面粗さが要求される。本講では、これらを実現する様々な研磨加工技術について基礎から解説する。 (株)斉藤光学製作所 執行役員 経営企画室長 千葉 翔悟 |
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16:05〜17:25 (80分) |
ガラスの割れ解析 ガラスの割れについては、安全性に対する考え方の変化や近年の技術進歩により大きく変わりつつある。これらの変化や近年得られた知見について、ガラス商品に対する考え方も含め、やさしく解説する。 GMS研究所 代表 荒谷 眞一 |
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(事務局から連絡) | |||
10 月 28 日 (金) |
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9:20〜10:40 (80分) |
ガラス融液の物性 ガラス融液の物性はフロートガラス、光学レンズ、ファイバー等、所望の形状を有する高品質なガラス製造において重要である。本講では、密度、表面表力、粘度等の高温物性について解説する AGC(株)材料融合研究所 主任研究員 徳永 博文 |
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10:55〜12:15 (80分) |
光学ガラスの性質と製造技術 光学ガラスは高性能な光学機器に不可欠な材料であるが、光学技術の進歩に沿って独自の進化を続けてきた。本講では様々な光学ガラスの性質と製造技術を解説する。 HOYA(株)オプティクス部門 材料開発部ゼネラルマネージャー 蜂谷 洋一 |
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13:15〜14:35 (80分) |
ガラスのドロー成形技術 ガラスを融液から板や管にドロー成形する種々の方法について、各々の技術の特徴をレビューした上で、成形コンセプトや成形メカニズムの科学的本質を平易に解説する。 日本電気硝子(株)プロセス技術本部 製造技術部 担当課長 伊澤 誠一 |
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14:50〜16:10 (80分) |
シリカガラスの製造方法と性質 シリカガラスはその名の通りSiO2単成分ガラスであるが、原料や製造方法によって微量成分の含有量が異なるため性質が変化する。そこで各製法で製造される石英ガラスの性質・用途について概説する。 東ソー・エスジーエム(株) 技術開発部 課長 櫻井 学 |
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16:25〜17:25 (60分) |
物質材料科学のための機械学習<特別講義> 物質・材料科学の計測データおよび理論計算におけるデータ科学技術(特に、機械学習)の考え方および代表的な方法を解説する。 東北大学 未踏スケールデータアナリティクスセンター 教授 志賀 元紀 |
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(事務局から連絡) |
受 講 費 *会場参加、WEb参加とも同額です
定 員 基礎・応用とも 各30名(会場:先着順)+ 70名(Zoom) * 講師がWeb参加する場合もございます 会 場 AGCものづくり研修センター 4F会議室) + Zoomのハイブリッド 〒230-0044 横浜市鶴見区弁天町2番地 (JR鶴見線弁天橋駅より徒歩約1分) ![]() <申込み方法> インターネットによるお申し込みはこちらから! 請求書を送付しますので、受講費を下記の銀行口座に10月4日まで、遅くても受講日までにお振込み下さい。 (遅れる場合は事前にご連絡願います)。なお、送金された後の受講取り消しによる返金は致しませんが、テキストは送付します。代理の方の受講も可能ですが、事務局までお申し出ください。 また、講義タイトル、内容、講師を予告なく変更する場合がありますが、講師の急な不都合により講義がキャンセルとなった場合は、相当分を事後に返金致します。テキストは9月から送付致します。 <申込み期限> 2022年9月30日(金) (応用課程のみ受講は10月14日) (期限前でも定員になり次第締め切らせていただきます。期限後は直接お問合わせ下さい。) <申込み先> 〒169-0073 東京都新宿区百人町3-21-16 日本ガラス工業センター2階 一般社団法人ニューガラスフォーラム (企画部 種田) TEL : 03-6279-2605 e-mail: taneda@ngf.or.jp <受講費振込み先> 口座名:(社)ニューガラスフォーラム 三菱UFJ銀行 本店 普通預金7649655 |