2024年度ガラス基礎研究振興プログラム応募要項

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ガラス産業連合会(GIC)
一社)ニューガラスフォーラム(NGF)

ガラス基礎研究振興プログラムの趣旨

ガラス産業連合会および(一社)ニューガラスフォーラムは、短期的な視点に捉われずにガラス科学の発展に資する展望を含む研究提案をしていただいた若手の研究者に研究助成を実施します。

さまざまな分野で研究活動中の若手研究者のみなさまが、現在の研究をガラス分野の研究に展開しガラスの基礎的研究に取り組むことを広く呼びかけます。本プログラムのガラス基礎研究は、無機成分を含む広義のガラスを対象とします。この基礎研究には、種々のガラスに適用できる純粋な学問的テーマ、共通基盤的なテーマ、ガラス以外にも適用できる普遍的なテーマがあります。私たちはこのような研究を補助することがガラス産業の発展と将来を担うガラス研究者、技術者の育成にとって重要であると考えます。そこで、自由な発想と広い視野に基づいた研究テーマをぜひ提案いただきたいと考えます。

ガラス研究振興プログラムの趣旨

1. 研究振興プログラムの目的


大学、教育機関や研究機関等における若手研究者が実施するガラスの学術的研究に対して、産業界から支援を行い、ガラスに関する基礎的研究の推進を後押しし、大学等におけるガラス研究者の育成を図ることを目的とします。ガラス研究において、自由な発想に基づいた挑戦的な研究の応募を期待いたします。

2. 応募資格


  • 個人もしくはグループでの応募を認めます。
  • 主たる研究者は、研究期間中、日本の大学、その附置研究所、高等専門学校等の教育機関または公的研究機関に所属する職員であり、日本国内で研究に従事する研究者であること。
  • 主たる研究者が、任期付研究者の場合には、応募時点において、申請する研究期間のうち、少なくとも初年度の雇用が見込まれること。
  • 所属機関において外部研究費の受給にかかわる制約がないこと。
  • 当研究支援金を所属機関が研究費として管理する前提のもとに、所属長が応募を承認していること。
  • 主たる研究者が1979年4月2日以降生まれであること(45才以下)。

2024年度ガラス基礎研究振興プログラム応募要項  2024年度ガラス基礎研究振興プログラム応募要項  2024年度ガラス基礎研究振興プログラム応募要項  2024年度ガラス基礎研究振興プログラム応募要項 

3. コース別募集


Ⅰ.ガラスエキスパートコース

ガラスの分野で研究されてきた方が、これまでの研究の中で芽生えた新しい問題意識を掘り下げるために、自身の今までの研究手法とは異なる方法でガラスの研究に取り組もうとするもの

Ⅱ.ガラスチャレンジコース

ガラス以外の科学・工学の分野で研究されてきた方が、これまでの研究で養った手法をガラスに適用することでガラスの研究に新しい視点を導入し、それと同時に自らの研究手法の適用範囲を広げようとするもの


なお、どちらのコースの場合でも、求めているのは応募者のこれまでの研究の単なる延長ではなく、何らかの新機軸を生み出すことを期待しています。

4. 研究テーマの設定


研究テーマはガラスに関係する基礎研究であれば良く、研究者の自由な発想に基づくものを自ら提案いただきます

自由な発想と広い視野に基づいて、短期的な視点にとらわれず、数十年後・百年後にガラス産業に貢献する可能性を秘めた研究提案をしていただきたいと考えます。

なお、テーマ設定の参考として、ガラス産業界が強く関心を持っている課題の例をHPにリンクしています。

参考資料 ▶︎

5. 選考基準


以下の点を参考にして選考を行います。
  1. 将来のガラスの科学技術に資する研究テーマであること
  2. 研究内容に新規性・独創性があること
  3. 研究計画・方法に妥当性があること
  4. 研究経費の使途に妥当性があること

6. 研究助成額、助成期間と研究助成金の振込


1件あたりの研究助成額は、300万円から900万円/期間としますので、研究内容に応じて設定してください。研究期間は2024年4月から3年間。

ほかに、今年度には採択には至らなかったが、次年度以降の採択を見据えた発展性が見込まれた場合、調査研究として採択する場合があります。この調査研究の助成額は上限100万円/年で、期間は2024年4月からの1年間とします。

本プログラムはガラス産業界からの寄付金に基づいて運用しています。助成金と採択件数は、寄付金の総額、および研究提案内容により決定します。また助成金の振り込みは2024年5月を予定しています。

7. 採択数


総採択数は原則2-5件とします。調査研究 若干数。各コース別に審査を行い、採択数を決めます。

8. 研究助成金の使途


以下の費用を申請可能です。費目間の分配比率に指定はありません。

  1. 設備·備品費(汎用性のある機器(パソコン、複写機など)は対象になりません)
  2. 消耗品費
  3. 旅費:出張経費(交通費、宿泊費)の実費精算
  4. 謝金や研究補助員人件費(データ整理等のアルバイトなどの労役対価)
  5. 装置等賃借料
  6. その他(論文掲載経費・通信費・図書費・施設使用料・学会参加費など)

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申請できないもの

  1. 所属機関へ支払う間接経費:寄付金としてお支払いしますので、間接経費を別途お支払いすることはできません。
    貴機関にて共通経費(オーバーヘッド)の計上が必要な場合は申請総額に含めていただく必要があります。ご不明の場合は事前に本助成の事務局に御相談ください。
  2. 労務費(給与や社会保険費等):労務費に充当することはできません。

9. 応募要項


・申請書 ・論文別刷(過去5年間に発表したもので、申請される研究と関連した論文1件を下記事務局まで電子メールでお送りください) 応募要項 ▶︎ 申請書 ▶︎

10. 選考日程と採否通知


応募受付期間
2023年8月から12月15日(事務局必着)
ヒヤリング・選考
2024年1月から2月
採否通知
2024年3月末
助成金振り込み
2024年5月予定

選考は、(一社)ニューガラスフォーラム ガラス研究振興協力会研究審査会にて行います。

11. 研究助成金の会計処理


研究助成金を研究者個人の口座へ振込むことはできません。研究者の所属機関宛に寄附金として贈呈しますので、所属機関の研究費使用規程に従って会計処理をお願いいたします。

12. 採択後の提出物等


下記の書類のご提出、ならびに中間意見交換会、終了報告会でのプレゼンテーションをお願いします。

1. 振込依頼書: 研究機関ごとに初年度期首に提出
2. 予算申請書: 分割払いの場合は、毎年度期首に提出
3. 顔写真: 採択時に提出
4. 研究経過報告: 年度末に提出
5. 決算報告書: 年度末と終了時に提出
6. 研究支援期間中の中間意見交換会 (非公開)
7. 研究結果報告: 研究期間終了後に提出。オープンにします。
8. 研究発表会: 研究期間終了後。オープンにします。
9. その他学術団体等の会合での発表: ガラス研究振興協力会からの要請に基づいてお願いすることがあります。

13. 研究成果の扱い


研究成果に基づいた特許または実用新案などの知的財産に関して、ガラス産業連合会(GIC)およびニューガラスフォーラム(NGF)は権利を主張しません。 本研究振興プログラムに採択された研究の結果については、積極的な論文発表や口頭発表をお願いいたします。論文発表等にあたり、GIC/NGFからの研究支援を受けた旨をお書き添えください。

14. 個人情報の取り扱い


提出いただいた個人情報は、研究振興プログラム以外の目的には使用いたしません。

15. お問合せ先


内容についてご不明な点がございましたら、下記までお問合せください。

一般社団法人ニューガラスフォーラム ガラス研究振興協力会
(事務局)
松野 matsuno@ngf.or.jp、 種田 taneda@ngf.or.jp

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