第49回若手懇談会は以下の内容で行われました。
日時:1998年11月12日(木)
場所:(社)ニューガラスフォーラム5F会議室
講演:
1.「ガラス巻取りロボットの開発要素」 岡本硝子株式会社ガラス事業部 玉置 純 先生
2.「ガラスビンのLife Cycle Assessment」 東海大学工学研究科工業化専攻 中澤 克仁 先生
講演:
玉置先生の講演 | 中澤先生の講演 | 熱心に聞く参加者 |
内容:
平成10年最後となりました講演会は、総会に引き続き2件の講演を行いました。
内容は、溶けたガラスをルツボから取り出すガラス巻取りロボットと、環境問題で今注目されております、リターナブルビンのLife Cycle Assessmentについて話題提供していただきました。
ガラスの成形の際、ガラスを取り出し成形型に入れる作業は、熟練を要し作業環境も過酷であるため、自動化が望まれておりました。今回の御講演では、実用化された巻き取りロボットの開発経緯についてご紹介いただきました。人間の勘や技を自動化する事の難しさとともに、玉置先生の巻取りロボット開発に対する情熱が感じられました。
ガラスビンのLife Cycle assessmentは、最もリサイクルが進んでいるビールビンへの適用例を中心にお話いただきました。環境負荷をソフトウェア上で評価できるシステムは、いろいろな業種への拡がりが期待されるものでした。ISO14000とも関連しており、環境問題への取り組みに有効な手段になる事と思います。
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