若手懇談会若手懇談会 50回例会始末記


第50回若手懇談会は以下の内容で行われました。

日時:1999年1月25日(月)

場所:(社)ニューガラスフォーラム 9階会議室


講演:
  1.「有機・無機ハイブリッド膜」 東京工業大学院理工学研究科物質化学専攻 助教授 柴田 修一 先生
  2.「水溶液法による光触媒用TiO2薄膜の合成」 HOYA(株)R&Dセンター開発研究所 ニューガラスグループ 近江 成明 先生

 柴田先生の講演  近江先生の講演  懇親会風景


参加者:35名

内容:
 平成11年度最初の若手懇談会では、上記2件の講演を行いました。
 まず柴田先生から、ゾル−ゲル法を用いての有機・無機ハイブリッド膜の作製に 関するご講演を戴きました。マランゴニ対流に由来するセルパターンには、屈折率 や親水性の異なる領域が認められ、これを制御することでユニークな機能材料の構築 が可能であることが示唆されました。
 引き続き行われた近江先生からは、水溶液法によるTiO2薄膜の作製に関してご講演 戴きました。優れた光触媒活性を有するTiO2薄膜は、現在幅広い分野で応用されて いますが、薄膜作製には特殊な方法が必要でした。今回開発された水溶液法により 常温常圧で薄膜作製が可能となり、更なる展開が期待されることと思います。
 2件とも、講演の後には活発な質疑応答が行われ、大変充実した講演会になったと 思います。また、講演会後の懇親会にも大勢の方にご出席いただき、大盛況の若手懇談会 になりました。


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