若手懇談会＞若手懇談会 第５３回例会始末記

第５３回若手懇談会は以下の内容で行われました。

日時：１９９９年７月２２日（木）

場所：通商産業省工業技術院計量研究所（茨城県つくば市）

内容：（１）計量研究所見学
　　　　　微小硬さ・脆性材料の靭性・弾性測定
　　　　　衝撃加速度測定
　　　　　機能材料の熱物性精密測定

　　　（２）講演
　　　　　「各種ガラスの非線形光学特性」
　　　　　計量研究所熱物性部物質計測研究室
　　　　　三戸　章裕　　先生

計量研究所	見学風景	三戸先生の講演	懇親会風景

参加者：２２名

内容：
　今回の若手懇談会は、いつものガラス工業会館ビル（新橋）を離れ、つくば市にある通産省工技院計量研究所において見学会と講演会を行いました。

　計量研究所の概要説明ビデオを見せていただいた後、研究所を見学させていただきました。具体的には、ＳＥＭの中に組み込まれた微小硬さ測定装置、亀裂発生を観察しながら行う靭性測定装置、加速度計の標準化に関する研究装置、機能性薄膜材料の熱物性精密測定装置を見学させていただきました。どれも機能材料の基礎物性評価に関する重要な研究であり、また、研究者の方の大変熱心な説明もあって本当に実りある見学会になりました。

　引き続いて、三戸先生から各種ガラスの非線形光学材料に関してご講演を頂きました。平成１０年度まで１０年にわたって実施された国プロの中で開発された非線形材料の成果および、非線形材料の物性測定法の標準化に関する研究に関して大変丁寧なご講演を頂きました。非線形材料は光通信等の分野への応用が望まれている材料であり、参加者の方も熱心に聞き入っていました。

　今回は外部開催にもかかわらず参加者が２２名と比較的規模の大きい見学・講演会になり、講演会後の懇親会にも多数の方に出席していただき、本当に充実した懇談会となりました。