若手懇談会若手懇談会 第68回例会始末記


第68回若手懇談会は以下の内容で行われました。

日時:2002年7月26日(金) 14:30〜

場所:「筑波研究コンソーシアム」内 (社)ニューガラスフォーラム ナノガラスつくば研究室


講演:
 (1) 「ナノガラス技術プロジェクトの概要」
    (社)NGF ナノガラス研究本部 ナノガラス研究推進室長 田中 修平先生
 (2) 「フェムト秒レーザー照射によるガラスの高強度化に関する研究」
    (社)NGF ナノガラス研究本部 ナノガラスつくば研究室 岩野 隆史先生
 (3) 「ナノガラスによる三次元光回路実現への取り組み」
    (社)NGF ナノガラス研究本部 ナノガラスつくば研究室 黒岩 裕先生
見学:
 ナノガラスつくば研究室(プラズマCVD装置 他)

 田中先生の講演  岩野先生の講演  黒岩先生の講演  見学風景(1)  見学風景(2)  懇親会風景

 参加者:24名(事務局3名除く)

内容:
 今回は新橋のガラス工業センタービルを離れ、筑波研究コンソーシアム内にあるニューガラスフォーラム ナノガラス筑波研究室を訪問しての講演会および見学会を行いました。
 まず、田中ナノガラス研究推進室長に、ナノガラス技術プロジェクトの概要についてご講演いただきました。6大学、11社の企業と提携し、平成13年度より研究をスタートしたナノガラス国家プロジェクトのアウトラインについてご紹介いただきました。
 引き続き、「フェムト秒レーザー照射によるガラスの高強度化に関する研究」および「ナノガラスによる三次元光回路実現への取り組み」と題して、2つの研究テーマについて、岩野研究員および黒岩研究員よりご説明を頂きました。ともに、フェムト秒レーザーの照射によりガラス内部にナノレベルの構造制御(異質相の形成、化合物半導体の選択的析出)を行ない、特性改善あるいは新機能発現を狙った研究内容でしたが、ガラスの付加価値を高め、ガラス材料としての可能性の広がりを感じさせる大変興味深い内容でした。
 続く見学会では、研究室内のクリーン度を維持したいとの理由から残念ながら入室は出来ず、廊下からの見学となりましたが、展示パネルを見ながら大変熱心に説明を頂き、活発な質疑もあって、盛況な見学会となりました。

 今回は、猛暑の中、外部開催で交通の便が悪かったにもかかわらず、本年度開催された2回の例会(第66回、第67回)を上回る24名の方にご出席いただき、大変充実した講演会となりました。今年の活動も残すところ、あと1回となりましたが、次回も大勢の方の参加をお待ちしておりますので、よろしくお願い致します。


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