若手懇談会前回の講演会
96回講演会報告について


第95回若手懇談会開催報告

【日時】2009年7月31日(金)13時〜16時30分
【場所】東京ガラス工芸研究所 (川崎)

[講演]「光ファイバ事はじめー誕生から最先端までー」
      諏訪東京理科大学 西澤 紘一 先生

 光ファイバの歴史について、開発初期から現在の最新事情まで幅広く解説をして頂いた。光通信の仕組みや、その中で使われている原理など分かりやすくご説明頂き、今日の光通信を築いた多くの科学者達の開発秘話など、とても興味深いお話を聞くことができた。また、蛍光ガラス等の新しいガラスの実用例についてもお話し頂き、ガラスの利用分野の大きな広がりと、ガラスの未来に対する期待の大きさを感じることができた。ガラス産業に携わる若手の技術者達にとって大変有意義な講演であった。 西澤先生ご講演



[見学・ガラス工芸体験]東京ガラス工芸研究所

 東京ガラス工芸研究所は、1981年にガラス作家養成、ガラス工芸の一般への普及を目差し、日本ではじめてのガラス工芸、ガラス造形技術の総合教育機関として設立され、これまでに約1000名の卒業生を輩出している。始めに、ガラス工芸技法や工芸作品、機器設備を見学しながら詳細な解説をして頂いた。続いて、研究所スタッフの方々のご指導の下、吹きガラスとトンボ玉の作製技術を体験。ガラス工芸技術の教育現場を見学し、実際に体験することでガラス工芸の奥深さを知る良い機会となった。 吹きガラス トンボ玉


 今回の若手懇談会では、光ファイバ開発の歴史や、ガラス工芸技法など、普段ガラスに関する業務に携わっていながらも、なかなか知ることの出来ない貴重なお話をたくさん聞くことができたと思います。また、ガラス工芸体験では研究所スタッフの皆様に多大なるご協力を頂き、参加者の方々に楽しんで頂け嬉しく思います。今後ともNGF若手懇談会をよろしくお願い致します。

以上

2009年9月30日
若手懇談会 副会長
米沢 和泰




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