第８８回若手懇談会開催報告

【日時】２００７年７月１３日（金）１３時〜１９時
【場所】�@ シャープ株式会社　亀山工場（三重県亀山市）
�A 三重大学 工学部　(三重県津市)
【参加人数】工場見学：６０名(事務局2名含む)、　講演会：４７名(事務局2名含む)

【講演内容】
　　第８８回若手懇談会は三重県のシャープ亀山工場、三重大学工学部の２箇所を訪問させていただきました。シャープ亀山工場では、環境関連設備について見学させていただき、三重大学では非線形光学ガラスについてご講演頂きました。
　　今回の見学会はNGFと合同であったため、多くの方に参加いただいたとともに、世代間を越えた活発な交流の場を設けることができました。これもひとえに、多くの参加者を受け入れていただいた、シャープ様、三重大学 工学部 那須先生のご尽力によるものと感謝しております。またNGF若手懇談会としては、今後も多くの方にご賛同いただける講演会を企画していきたいと思います。

[工場見学]　シャープ株式会社 亀山工場

　　　　　　 　スーパーグリーンファクトリーである亀山工場の取り組みについてDVD映像の視聴と口頭説明をしていただいた後、第２工場では屋上太陽電池、窓掛けシースルータイプ薄膜太陽電池、制振ダンパーを見学した。さらに、雨水調整池では世界最大規模の発電量をもつ、水に浮く太陽電池を見学した。
　世界No.1の環境先進工場を目指している工場の一端を見学することにより、シャープが取り組む“環境を基本に据えたモノづくり”をより実感することができた。



[講演]「非線形光学ガラスとその設計指針の構築に関する研究」
　　　　　　三重大学 工学部 那須弘行 先生

　超高速波長変換、高速光スイッチなどを可能とする材料として、高い透明性、熱的・化学的安定性から無機ガラスが期待されており、均質系ガラス、半導体微粒子分散ガラスの２次および３次の非線形光学効果についてご講演いただいた。高い非線形性を発揮するための設計指針として、組成、屈折率、マトリックス、粒子径効果などの依存性などについてご紹介いただいた。輻輳する要因と相関について丁寧に説明いただいた。
　



　講演会後に講堂をお借りして、懇親会を行った。NGF本体からも多数の参加があり、通常の若手懇談会よりもさらに幅広い世代間、企業間で交流を深めることがでた。
　

以上

２００７年７月２７日
若手懇談会　副会長
楠　浩二